娘は小さいころから細々と英会話は続けていたし、英検も3級をとっているので中学2年の英語くらいは簡単にやってのけるだろう、と思っていました。
しかし直前にしていた問題集の答え合わせをしたら、かなりたくさん間違えていたので随分焦りました。
なぜ、そんなにわからないのか?!
やはり、小学生までの会話中心の学習から「読む、書く」が中心の学習になり、文法を日本語でなんともややこしく教えてくれる方法が合っていないようです。
現在進行形とか3人称単数・複数などと、まず日本語が理解出来ていない!!
これから、完了形とか受動態とかそんな日本語がまだまだたくさん出てくるのに先が思いやられます。
それから、be動詞と一般動詞がごっちゃになっている。 be動詞ってなんだったっけ??の世界です。
I was go to school yesterday. などと 平気でbe動詞と一般動詞を一緒に使います。
I went to school yesterday. が正解ですが、見直してもどこが間違えているのか、さっぱりわからない様子です。
三人称単数の時は動詞にSを付けるだとか、
Doの疑問文で三人称をDoesにするだとか、
そんなこともまだあやふやでした。
She plays tennis. これを疑問文に直すと、、、、
Does she play
s tennis. と Sを抜くのを忘れたり
He is reading a book. の疑問文では、Is he
is reading a book?
とヘンテコな英語にしてみたり、、
同じ問題でも合うときもあれば間違うときもあり、とにかくすべてがあやふやなようでした。なんとなくわかっているような感じで確実にはわかっていないことがわかりました。
テスト2日前にまだそんな状態でした。(汗)
とにかく少しでもやらなければ!!ということで最後の2日間1時間づつくらい私と一緒に特訓しました。
そして、たったの2時間の特訓でなんと100点を取ってきたのです!
私は教える天才?! ととてもうれしかったです。
まるでマジックのような娘の100点ですが、実はきちんと特訓していたのです!
どういう風にしたかというと、
まず、教科書に合った問題集をしました。(これは学校からの宿題です。)
そして、答え合わせをし、間違えたところや、たまたま合っただけのようなところを抜き出します。
私は全部自分の手で白紙の用紙に間違えた問題を書き写しました。
そして、その問題を再度解かせます。
そして、もう一度答え合わせ。
そうすると、あやふやなところがはっきりとわかってきます。
そこで、そのあやふやなところを重点的にやります。
何度も何度も質問を繰り返し、きっちり言えるようになるまで繰り返します。
一度言えても文章を変えるとまた間違えるので、どんな問題を出しても間違えなくなるまで問題を変えて出し続けます。
たとえば、娘は動詞の使い方がかなりあやふやだったので、こんな風に特訓しました。
I play tennis.
She plays tennis.
you play tennis.
They play tennis.
It plays tennis.
私が、太字の部分だけ言って、娘がその後を続ける。これを何度も繰り返す。口で言うのと書くことと両方しました。
次に、
I play tennis. (テニス日常的にしている、というようなニュアンスで自己紹介などで使うんだよ。)
I played tennis yesterday. (昨日)過去のどこかの時間で、はっきりと「いつ」っていうのがない時に使うんだよ!昨日だけの時は過去形で昨日の7時だったら過去進行形にしてね。
I was playing tennis last night at seven. then(その時!) いついつの何時、ちょうどその時!というニュアンスで使うんだよ!
I am playing tennis now. (今)nowが書いていなくても必ずnowが隠れている時に使うんだよ!
I am going to play tennis tomorrow morning. (明日の朝)絶対にすると決まっている未来の話をするときに使うんだよ。
これをきっちりと説明したあと、練習です。(willはまだ習っていません。)
疑問文、否定文にするときのルールももう一度おさらいしておきます。
これが、無茶苦茶でした。
同じ文章を使って過去、未来、現在、進行形、疑問文、否定文に変えていく練習が効果的です。
例えば、基本の文章がこれだとします。
He played tennis yesterday.
それを疑問文に。 (私が「~に変えて」と言い、娘がそれを英語で答えるか書く)
Did he
play tennis yesterday?(動詞を原型にし忘れることが多かった)
過去進行形に。(thenを使って)
He was playing tennis then. (He was
play tennis~とすることが多かった)
現在進行形の疑問文に。
Is he playing tennis now? (Is he
is playing ~などとisを2回使うことが多かった)
未来形に。
He’s going to play tennis tomorrow. (toを抜くことが多かった)
未来形の疑問文に。
Is he going to play tennis tomorrow? (Is he is となることが多かった)
・
・
・
現在進行形に。
現在進行形の疑問文に。
過去進行形の疑問文に。
(それぞれの文章について)否定文に。
これが合うまでばらばらに繰り返し、できたら文章を変えて、ということを何度もしました。
問題集で間違えた文章をみながらするとすぐに文章が出てくるので簡単です。
口でポンポン質問を出して、次々に答えさせるとこんなに左脳的な学校の勉強を右脳の学習に変えることができます。
他にも文法的なことで間違えているところを全て、質問して答える、という形で訓練しました。
頭でわからせる、というのではなく、口で覚えさせるというようにしました。
言えたら一度書いてみて、単語などの間違いがないか、チェックしました。
基本、右脳に入れたいので私が口で聞いて娘が口で答える、これだと時間もかからないので同じような質問を何度も何度も繰り返すことができます。
何度も同じような問題を出されると、さすがの娘もわかって来るようで、「あ~!!そういうことか!」などと言うことが出てきます。(今までわかってなかったのが怖い)
そこまでは、「これでもか!」というくらい同じところで間違えます。忍耐との勝負!!親が怒ってしまっては台無しなので。
間違えても訂正と説明をして、次々たんたんと何度も言わせました!
私は中学生の英語くらいならまだまだ余裕なので間違っていてもすぐに訂正できるし、子供の苦手を見つけるのも、それを定着させるのもなんとなく自然と出来ます。
もし、教える側が英語が苦手なのであれば質問と答えを紙に書いておいてそれを質問して答えさせてあげる、ということをすれば同じことです。
これ、かなり効果があります。
もちろん今までの積み重ねも相まっての100点ですが、お勉強英語に慣れていない娘にこれをするのは大変でした。
頭の回転の速い子ならすぐにできるのでしょうね。
うちは全てに時間がかかるので大変です。